外国為替証拠金取引とは

外国為替取引は，日本円と米ドルやユーロと米ドルなどの通貨ペアの取引のことを意味します。外国為替証拠金取引は，証拠金（保証金）取引と言うように，取引をするための証拠金（保証金）を差し入れ，取引会社の設定する通貨量の取引を行います。具体的には，1米ドル＝100円のときには，1万ドルを取引するためには100万円が必要ですが，証拠金取引では1万米ドルの取引を行うためには，取引業者に対して定められた金額（例えば，2万円を担保として1万米ドルの取引）を預け入れることで取引ができます。そのため，少額で大きな利益を得ることができるます。このように，少ない資金で多くの資金を動かすことは，まるで，てこのようであることからレバレッジといいます。取引に必要な証拠金が少額であるほど，レバレッジが大きいと言えます。

取引場所は
株式などと異なり，外国為替取引には取引所はありません。通貨の価格は，全世界の銀行と銀行が互いに通貨の売値と買値を掲示し，銀行間で取引を行っています。このような銀行間での取引をインターバンクといいます。全世界での銀行間での取引によって成り立っているため，基本的には1月1日と土日以外は休日はなく，24時間いつでも取引が行われています。全世界での一日での取引量はおよそ1兆5千億ドル（165兆円）と言われています。

その他
金融庁　外為について